3.11という特別な日に、宮崎ライフセービングクラブ主催の、津波を想定した避難訓練が木崎浜で開催されました。まずは、宮崎ライフセービングクラブの山本氏より津波が起こった際の説明があり、その後避難訓練を実施。
以下、今回の避難訓練で周知しておきたいポイントを、順をおってご紹介します。
大切なポイント1:オレンジのシートは緊急避難の合図!
参加して良かったと思ったのが、このオレンジシートの存在を知ったこと。
緊急避難の放送が聞こえない可能性のある海辺において、このオレンジのシートが、緊急避難の合図として使われるそうです。
サーフィン中にこのオレンジのシートを見かけたら、直ちに周りへ声かけしながら避難を開始しましょう。
(※掲げ方は状況によって変わるかもしれません。)
大切なポイント2:木崎浜最寄りの津波避難所は3箇所
木崎浜最寄りの津波避難所として定められている場所は3箇所。
●「青島青少年自然の家」
●「KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場」
●「KRISHIMAサンマリンスタジアム」
いずれもKIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園内にあります。
ちなみにそれぞれの建物の高さについては、
○KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場:スタンド席部分15.2m
○KIRISHIMAサンマリンスタジアム:3階内野スタンド23m
○青島青少年自然の家:ぼろいし棟屋上16m
となっています。その他津波避難所についての詳細はコチラ→★
大切なポイント3:避難所へは松林を抜けるのが最短
木崎浜から最寄りの避難所へは、松林を抜けるのが一番早い方法。
木崎浜には何カ所か松林の入口があるので、自分が一番よく入るポイント近くの入口を、事前に把握しておくと安心です。一番分かりやすいのは、トイレ前横にある入口。
知らない方もいらっしゃると思うので補足しておくと、この松林内はクロスカントリーコースとなっていて、実は意外と整備されています。
とくにトイレ前の入口からは、松林を縦断する道が整備されているんです。
まっすぐ行くと突き当たるので、左に曲がってしばらくいけば、運動公園入口が見えてきます。
避難所のKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場は、運動公園に入るとすぐの場所に。
大切なポイント4:グリーンの矢印は避難所経路
もうひとつ大切なことを教えていただきました。
運動公園に入ると、このようなグリーンの矢印がところどころに示してあります。
これは、避難所経路を示しているそう。
これを知ることができたのも、参加して良かったと思ったポイントのひとつ。
結局、木崎浜トイレ前ポイントからKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場までは、およそ5分~7分前後くらいかかりました。実際はもう少し早くなるかもしれませんが、目安として覚えておくとよいのでは。
まずは4つのポイントを周知!そして継続の大切さを実感
木崎浜は2017年3月現在、残念ながらハザードマップが完成していないのだそう。
今回は第一回目の避難訓練ということもあり、今後の課題等もいろいろと確認する形となりました。まずは今回の目的であった、4つのポイントを周知すること。くわえて、今後継続していくことでサーファーへの周知につながることを、参加した全員が実感した、今回の避難訓練でした。